ラディッシュの成長を観察するのにIoTを利用する栽培実験も一区切り。ラディッシュの栽培に約一ヶ月かかるのでカメラやセンサーの配置を決めるのは重要。ただ、難しく考えると始められないので、とりあえず組み立てて栽培を開始した。
センサーの測定値をArduino Unoで読み込み、Raspberry Pi Zero Wでファイルに保存していくシステムとした。Web会議などで使用するLED照明を用意していたが、照度センサーで測定すると光量不足だったので植物栽培用のLED照明に変更した。土に送風するのはCPUファンを使用した。
土に風をあてるというのは面白く、土壌を保湿したり乾燥させたりするところに栽培のノウハウがあるのだろうと思った。植物工場では水耕栽培されているが、趣味の家庭菜園なら土を使って植物の成長にどのような状態が良いのか考える方が栽培の面白さが広がると思う。
間引きには自然界の戦略を考えさせられる。タネを多数まくところが不思議にも感じたが変化する環境の中で最適なタネは育ちながらしかわからない。土の状態、その年の気候、など常に同じ環境で育つわけではない。栽培の4週目にLED照明の当たり具合で成長が異なると考えたが土の状態、明るさなど様々な環境条件によって相性の良いタネが決まるのかもしれない。
植物の栽培をすると自然界での変化に対応する方法を考えさせられる。考えたことが真実かどうかはわからないが、実生活での知恵につながるように思う。